絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

いつも腹ぺこの11ぴきのねこたちが、小さな魚ではお腹いっぱいにならないので、大きな魚を捕まえに湖に出かけます。何度かの失敗にもめげず、やっと捕まえた怪物みたいな大きな魚を「みんなに見せて驚かせよう」、「みんなに見せるまで絶対に食べない」と決めたのですが、真っ暗な夜がきて、そして朝です。11匹のねこたちは、みーんなたぬきのような大きなお腹になっていました・・・
淡い色調の漫画風の絵がストーリーとマッチしている、なんともとぼけた味のある楽しい絵本です。

＜作者紹介＞
馬場のぼる（ばばのぼる）
1927年青森県に生まれる。1949年、上京し漫画家としてスタートした。ほのぼのと暖かい画風と深みのあるユーモア、独特の語り口で幼児から大人まで幅広い人気を集めている。「11ぴきのねこ」でサンケイ児童出版文化賞受賞。「11ぴきのねことあほうどり」他で文芸春秋漫画賞受賞。「11ぴきのねこマラソン大会」でイタリア・エルバ賞受賞。その他、日本漫画家協会賞文部大臣賞など受賞。作品に「ぶたたぬききつねねこ」（こぐま社）などがある。