絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

子どもがふくらませたふうせんが、木になるリンゴになり、ちょうちょになり、お花になり・・・次々と変化し、言葉がなくても流れとリズムをもった絵がクライマックスへと導いてくれます。
鮮やかな赤の色が新鮮で、その赤から連想させる子どもの想像力を育てます。何回も見たくなるような心弾む傑作です。

＜作者紹介＞
Iela Mari（イエラ・マリ）
グラフィック・アートの面からすぐれた絵本を発表しているイタリアの作家。「あかいふうせん」のほか、本シリーズの「りんごとちょう」など、いずれも文字のない作品ばかりです。他に「にわとりとたまご」、「木のうた」などの作品がありますが、芸術的に高い水準をもついっぽう、科学性を失わない知識絵本として、欧米でも高く評価されています。