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きかんしゃやえもん
商品名
きかんしゃやえもん
出版社
岩波書店
著者
阿川 弘之
画家
岡部 冬彦
出版年
1959
対象年齢
5歳〜
価格
880円
田舎町にやえもんという古い蒸気機関車がいました。やえもんは、長い間働いて、すっかり年をとりくたびれていました。昔の自慢話をしても誰も相手にしてくれません。ある日、新型の電気機関車にばかにされ、「しゃっ、しゃっ、しゃくだ、しゃくだ・・・」と怒りながら走っていると、吐き出した火の粉が稲むらにかかって火事になってしまいます。そんなこんなで古くなったやえもんは、壊されてくず鉄にされることが決まります。ところが、交通博物館の人が譲ってほしいと言ってきて、やえもんは助けられます。
新しい電気機関車やレールバスなどが登場し、出版以来30年以上、乗り物好きな子どもたちに愛され、読みつがれている絵本。
<作者紹介>
阿川弘之(あがわひろゆき)
1920年に広島県に生まれる。日本の小説家、評論家。東京帝国大学文学部国文科卒業。1953年、代表作の「春の城」で読売文学賞、1966年「山本五十六」で新潮社文学賞、1987年「井上成美」で日本文学大賞、1994年「志賀直哉」で野間文芸賞・毎日出版文化賞を受賞。