絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

「きたきた　うずまき」、「おおまき　こまき」、「くるりん　くるくる」。いろいろな形、色をしたうずまきたち。まるで、言葉がメロディにのって「くるくるるるるる」と流れ、うずまきが本当に回っているようです。

作者・元永定正さんは現代美術、モダンアートでは世界的な人で、その作品はニューヨークモダンアートミュージアム、京都国立近代美術館など、世界中の美術館にパーマネントコレクションされています。
大人がが見ると「なにこれ？」「よくわからない」などの感想をよく耳にしますが、子どもたちは大好きです。
子ども達はその美術を「解かろう」とせず、純粋に「楽しんで」いるのです。
いろいろな分野の本物の芸術家が、子ども達の為に書いたり描いたりして下さることにより、子ども達が「本物」を楽しむことができるのは素晴らしい事だと思います。


＜作者紹介＞
元永定正（もとながさだまさ）
1922年三重県に生まれる。三重県上野商業学校卒業。1955年から71年まで具体美術協会会員。作品は、ニューヨーク・モダンアートミュージアム、東京・京都国立近代美術館、長岡現代美術館、新潟、栃木、兵庫県立近代美術館、大谷記念美術館、トリノ国際美学センターなどにある。その他の絵本の作品に「もけらもけら」（福音館書店）、「もこもこもこ」（文研出版）などがある。