絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書
日本子どもの本研究会選定図書

一本の大木を四季の移り変わりとともに、その木の姿と小鳥や動物たちの生態を見事に描いた文字のない絵本。
冬の枯れ木から、新芽ふくころ、若葉と共にやってくる小鳥と巣から出て活動をはじめる小動物、葉がしげり、巣づくりする小鳥、ひなどりの巣立ち、紅葉、そしてまた、冬の訪れ・・・
大人は木が見せる四季の表情に目を奪われがちですが、子どもたちは草木の芽吹きや、りすや小鳥の一挙手一投足も見逃さず、口ぐちに発見の喜びを交わしあいます。美しい色調とデザインが抒情をも育んでくれます。

＜作者紹介＞
Iela Mari（イエラ・マリ）
グラフィック・アートの面からすぐれた絵本を発表しているイタリアの作家。「あかいふうせん」のほか、本シリーズの「りんごとちょう」など、いずれも文字のない作品ばかりです。他に「にわとりとたまご」、「木のうた」などの作品がありますが、芸術的に高い水準をもついっぽう、科学性を失わない知識絵本として、欧米でも高く評価されています。