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きみなんかだいきらいさ
商品名
きみなんかだいきらいさ
出版社
冨山房
著者
ジャニス・メイ・ユードリー
画家
モーリス・センダック
翻訳者
小玉 知子
出版年
1975
対象年齢
4歳〜
価格
880円
全国学校図書館協議会選定
中央児童福祉審議会推薦
ジェームズとぼくはとっても仲良しだった。みずぼうそうにも一緒にかかったくらい仲良しだった。でも、今日は違う・・・
日常よくある子どものけんかを題材にしています。たった今、ジェームズが嫌いになった「ぼく」は、ぼく自身を納得させるために、ジェームズの嫌いな点を並べたてます。「クレヨンを1本も貸してくれない」、「シャベルは一番いいのを取ってしまう」、「おまけに砂をひっかける」・・・と。「仲が良かったときには誕生日も呼んでやったし」、「クッキーもわけたやったのに」と、思い出すとますます腹が立ってきます。「きみとはぜっこうだ!」とまで言いながら、言いたいだけ言うと気持ちが晴れて「ありがとう、ジェームズ!」としめくくり、二人は仲直りし、ほっとした後味をも残してくれます。
ユーモラスな表情や、怒っている感情の激しさをカラッと描き、嫌味が全くなく、子どもたちに友情の大切さを教えてくれます。小さな読者たちに愛されているアメリカの小型絵本。
<作者紹介>
ジャニス・メイ・ユードリー
1928年にイリノイ州に生まれる。大学卒業後、シカゴ市の保育園に勤め、ここで絵本の楽しさ、大切さを知り、作品を描くようになる。作品に「木はいいなあ」(偕成社)などがある。
<画家紹介>
Maurice Sendak(モーリス・センダック)
1928年アメリカのニューヨークで生まれる。
小さ頃から、父に古い空想に富んだ物語を話してもらったことが、彼に大きな影響を与える。4、5才頃から文と絵を書くことをめざしたと自ら言っている。自作の絵本に「かいじゅうたちのいるところ」、「まよなかのだいどころ」(以上冨山房)など、多数の作品を手がけている。現代のアメリカの人気絵本作家。
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