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ころころころ
商品名
ころころころ
出版社
福音館書店
著者
元永 定正
出版年
1984
対象年齢
2歳〜
価格
990円
大きく開けた口から赤、青、黒、オレンジ、緑の色玉が、ころころころと飛び出し、いろいろな道を前へ前へと進む変化のある絵本です。階段道を上がったり、降りたり、でこぼこ道、坂道、山道、嵐の道などをころころころと進みます。そして、最後は大きく開けた口に入って終点となります。
読む人の心を色玉にのせて、明暗、静寂、激動など、色玉とともに場面をイメージして変化のあるリズミカルな読み方をしてみると、言葉の響きとリズムを覚えた幼時は、積み木を並べたり、ボールを持ったりしたときの、遊びにと展開していける絵本です。
ある小学校で、毎日読み聞かせをしている6年生の先生が「一年間で一番楽しかった絵本は?」と生徒に質問すると、この「ころころころ」だったそうです。0才〜3才向けの絵本がどうして小学校高学年の子供たちの一番人気だったのでしょうか? なるほど、ジャズの様なテンポで繰り広げられるこの絵の展開。いろ玉がころころころと階段道やすべり台をころがり動く様子は大人が見ても楽しい絵本です。
<作者紹介>
元永定正(もとながさだまさ)
1922年三重県に生まれる。三重県上野商業学校卒業。1955年から71年まで具体美術協会会員。作品は、ニューヨーク・モダンアートミュージアム、東京・京都国立近代美術館、長岡現代美術館、新潟、栃木、兵庫県立近代美術館、大谷記念美術館、トリノ国際美学センターなどにある。
レビュー 一覧
miu0353 さん
この絵本を選ぶとき、単純そうな展開に、娘がはたして喜ぶものか・・・?と考えましたが、2歳半になったばかりの娘には大ヒットだったようで、読み終わったと同時に ママ もう1回読んで といわれました。毎日のように読んでいても1回読んであげるだけでは物足りないようです。五味太郎さんの 金魚は逃げた に続く 娘のお気に入り絵本です。
玉が ころころころ と いろんなところをころがっていくだけでなく 1ページめくるごとにカラーもガラッと変わり 娘にはそんなところも嬉しいようです。
もう1回ピンクのページ 見たい など母親の私は意識してなかった色のことまで請求しますので(笑)
でも1番のお気に入りは 落っこちちゃうところのようです。
とってもお勧めです。迷っている方ぜひお試しあれ。
kokomama さん
玉が様々な転がり方をします。
その場面に合わせて「ころころ・・・」と読んであげると
子どもは大喜び。
すごく単純な絵本ですが、色んな強弱・リズムの
「ころころ」が楽しいらしく、一日に何度も読んでと絵本を持ってきます。
mashu さん
「???」 そんな絵本です。
でも子どもは大好きです。毎日のように「これ!」と持ってきて、
ころころ転がる玉を見てにこやかに笑っています。
west さん
色鮮やかなページにカラフルな玉がいくつも転がっていく様子が
まるで生きている玉のように見えるから不思議です。これは、読んで
あげるときにテンポよくリズムをかもし出して読まなくていけない?!
と思い、あれこれ考え色々試してみました。でこぼこみちがあったり、
階段があったり、やまみちがあったり、すべりだいがあったりするので、
それなりに工夫して読んでみました。すると、最近では娘のお気に入り
の絵本になってくれたみたいで、嬉しいかぎりです。