絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載
さかなはさかな〜かえるのまねをしたさかなのはなし〜
商品名
さかなはさかな
〜かえるのまねをしたさかなのはなし〜
出版社
好学社
著者
レオ・レオニ
翻訳者
谷川 俊太郎
出版年
1975
対象年齢
5歳〜
価格
1,650円
仲良しのおたまじゃくしと小魚がいました。ある朝、おたまじゃくしに足が2本はえ、ついには、かえるに成長しました。そして、ある日、かえるは岸にはい上がっていきました。岸でいろいろな物を見て来たかえるが、小魚に色々教えてくれました。うらやましく思った小魚は、自分も大きくなって立派になったので、思いきって岸へ上がってみることにしましたが、乾いて暖かい草の上で息も動くこともできずにあえでいました。運よく、近くで蝶をつかまえようとしていたかえるが小魚を見つけ、やっとのことで池へ押し戻してくれました。そして、水の中こそどんな世界よりも美しい世界だと知るのでした・・・
他人を羨ましく思ったり、無いものねだりをすることよりも、今の自分を見つめ本当の幸せは自分の目の前にあるのだとおしえられる絵本です。
かえるが地上で見た人間の様子を小魚に語る場面では、色鮮やかに描かれた挿絵が見開きいっぱいに広がります。
<作者紹介>
レオ・レオニ
1910年オランダのアムステルダムに生まれる。イラストレーター、グラフィックデザイナー、及び絵本作家として、米国でももっとも活躍した芸術家のひとり。
作品には、「あおくんときいろちゃん」(至光社)、カルデコット賞次点で邦訳発行の「ひとあしひとあし」、「スイミー」、「フレデリック」、「アレクサンダとぜんまいねずみ」。「せかいいちおおきなうち」(児童図書スプリングフェスティバル賞、およびBIB金のリンゴ賞)、「さかなはさかな」(以上好学社)など。
<翻訳者紹介>
谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)
1931年東京に生まれる。詩人。詩作のほか戯曲、放送台本、作詞などの分野で注目すべき仕事を手がけている。児童文学作品には、「ことばあそびうた」、「あな」、「めのまどあけろ」、「わたし」(以上福音館書店)、「スイミー」(好学社)、「これはのみのぴこ」(サンリード)などがある。
※その他のレオ・レオニの作品は、HOMEの「著者名で検索」に「レオレオニ」と入力し検索するとご覧になれます。
レビュー 一覧
kids さん
かえるが岸の上で見たものの話しを聞いて、色々想像をめぐらすさかなが
なんともかわいらしいし、きれいな色の絵が見ていて楽しい気分にさせて
くれます。最終的にさかなは岸に上がって息ができなくなってひどい目に
合いますが、その結果、さかなは水の中が一番!って思い、ありのままの
自分を認識しこのままでいいんだって思わせてくれるストーリーは感慨深い
と思いました。