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ジオジオのかんむり
商品名
ジオジオのかんむり
出版社
福音館書店
著者
岸田 衿子
画家
中谷 千代子
出版年
1978
対象年齢
5歳〜
価格
1,100円
ジオジオは、らいおんの中でも一番強かったので、遠くの方でジオジオのかんむりがちかっと光ると、森の動物たちはみんな隠れてしまいます。でも、ジオジオは誰かとゆっくり話してみたかったし、本当はつまらなかったのです。そんなとき、灰色の鳥に出会います。灰色の鳥は、6つもあった卵がひょうやへびに盗まれなくなってしまったと、ジオジオに話しました。ジオジオは鳥に言います「たまごを うみたいなら いいところが あるぞ」。自分の頭のかんむりの中を巣にしたらいいと提案するのです・・・
1960年に発刊され、約半世紀近くの長い間、子供たちに愛され続けています。
<作者紹介>
岸田衿子(きしだえりこ)
1929年東京に生まれる。東京芸術大学油絵科を卒業。1962年、同級生だった中谷千代子の絵で絵本「かばくん」を発表。以後「ジオジオのかんむり」、「かえってきたきつね」などを同コンビで発表し、サンケイ児童出版文学賞受賞。詩集に「木いちごつみ」、「かぞえうたのほん」、翻訳にアーノルド・ローベル「どろんここぶた」などがある。
<画家紹介>
中谷千代子(なかたにちよこ)
1930年東京に生まれる。東京芸術大学油絵科を卒業。1968年、絵本の研究のため渡欧。絵本には、「かばくん」、「くいしんぼうのはなこさん」、「いちごばたけのちいさなおばあさん」(以上福音館書店)、「ちいさいモモちゃん」(講談社)などがある。
レビュー 一覧
TAKARA さん
この絵本を読んで、強いイメージのライオンが寂しがっているなんてと、
娘は不思議がっているようでした。
今は、年老いたジオジオですが、昔は強くてみんなに怖がられていたの
だと想像できます。
でも、灰色の鳥に出会って自分のかんむりを巣に提供し、困っているもの、
弱いもの助けてあげる内容は理解できるのか、娘は優しいライオンのジオジオ
が好きみたいです。