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しずかなおはなし


商品名

しずかなおはなし

出版社

福音館書店

著者

サムイル・マルシャーク

画家

ウラジミル・レーベデフ

翻訳者

うちだ りさこ

出版年

1963

対象年齢

4歳〜

価格

1,210円

中央児童福祉審議会推薦

静まり返った森の中で展開するハリネズミ一家の物語。ハリネズミの家族が夜の森へ散歩に出かけます。それを見つけたオオカミがこっそりと忍び寄ってきます。ハリネズミは丸くなり針を逆立て身を守ります。遠くで聞こえる銃声と犬の鳴き声にオオカミは慌てて逃げていきます。ハリネズミのお父さんとお母さんが子どものハリネズミを恐ろしいおおかみから守ります。小さな声で静かに読むこの詩には、広大な北国の夜の森の静かさを見事に描き出しています。そして、絵は詩の言葉をうけて、青灰色におおわれる夜の森林にうごめく動物の姿をいきいきと描き出しています。
ロシアの代表的な絵本です。

<作者紹介>
Samuil Marshak(サムイル・マルシャーク)
1887年に生まれる。ロシア詩人、翻訳家、児童文学作家。ユダヤ人であったため苦労したが、幼い頃より詩作を始め、作家ゴーリキーに文才を認められ援助を受ける。1923年、最初の児童詩集「おりのなかのこどもたち」刊行。翌年からレニングラードの国立出版所児童書部の部長として児童文学に専門的に取り組むと同時に、多数の児童文学作家を育てた。子ども向けの数多くのすばらしい詩や子ども劇場向けの戯曲も残した。スラブの昔話をもとに書かれた「森は生きている」は日本でもよく知られている。その他の作品に「しずかなおはなし」(福音館書店)などがある。
<画家紹介>
Vladimir Lebedev(ウレジミル・レーベデフ)
1891年にペテルブルグに生まれる。ラチョフ、バスネツォフ、チャルーシンとともに、ロシアを代表する絵本画家。ミハイル・ベルンシュテイン美術学校に学んだ後、雑誌の挿絵や政治宣伝のポスターを手がける。レニングラードの国立出版所児童書部門の美術編集を務め、約40年に渡りマルシャークと組んで数多くの傑作絵本を作りだすとともに、若い芸術家たちを絵本作家として育て、ロシア絵本の黄金時代を築いた。
<翻訳者紹介>
内田莉莎子(うちだりさこ)
1928年東京に生まれる。早稲田大学露文科卒業。1964年、ポーランドに留学。外国児童文学の翻訳紹介を主にしている。主な訳書に、絵本「てぶくろ」、「おおきなかぶ」、「もぐらとじどうしゃ」など多数ある。


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