絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載
じぶんだけのいろ〜いろいろさがしたカメレオンのはなし〜
商品名
じぶんだけのいろ
〜いろいろさがしたカメレオンのはなし〜
出版社
好学社
著者
レオ・レオニ
翻訳者
谷川 俊太郎
出版年
1978
対象年齢
5歳〜
価格
1,210円
全国学校図書館協議会選定
鳥や動物には、それぞれの持って生まれた色がありますが、カメレオンだけは違います。行く先々で色や模様を変えていきます。レモンの上では黄色。ヒースの茂みでは紫。そして、トラの上ではトラそっくりのしま模様。ある日、カメレオンは考えます。「もし、ずーっと葉っぱの上で暮らしたら、いつまでも緑色、ぼくも自分の色をもてるってわけだ」。喜び勇んで彼は葉っぱの上によじ登りました。けれど、秋が来ると葉っぱは黄色に、秋が深まると葉っぱは赤くなり、そしてカメレオンも同じ色に変化していくのでした。カメレオンは悲しくなって、出会ったもう一匹のカメレオンに自分の身の上話をします。すると、年上のかしこいカメレオンは言いました。「ぼくら、一緒にいてみないか?」、「行く先々でやっぱり色は変わるだろう、だけど、君とぼくはいつも同じ」。二匹は一緒に緑になり、紫になり、黄色になりました。
<作者紹介>
レオ・レオニ
1910年オランダのアムステルダムに生まれる。イラストレーター、グラフィックデザイナー、及び絵本作家として、米国でももっとも活躍した芸術家のひとり。
作品には、「あおくんときいろちゃん」(至光社)、カルデコット賞次点で邦訳発行の「ひとあしひとあし」、「スイミー」、「フレデリック」、「アレクサンダとぜんまいねずみ」。「せかいいちおおきなうち」(児童図書スプリングフェスティバル賞、およびBIB金のリンゴ賞)、「さかなはさかな」(以上好学社)など。
<翻訳者紹介>
谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)
1931年東京に生まれる。詩人。詩作のほか戯曲、放送台本、作詞などの分野で注目すべき仕事を手がけている。児童文学作品には、「ことばあそびうた」、「あな」、「めのまどあけろ」、「わたし」(以上福音館書店)、「スイミー」(好学社)、「これはのみのぴこ」(サンリード)などがある。
※その他のレオ・レオニの作品は、HOMEの「著者名で検索」に「レオレオニ」と入力し検索するとご覧になれます。