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ジルベルトとかぜ
商品名
ジルベルトとかぜ
出版社
冨山房
著者
マリー・ホール・エッツ
翻訳者
たなべ いすず
出版年
1975
対象年齢
4歳〜
価格
1,540円
中央児童福祉審議会推薦
全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定
「かぜくん!ねえ、かぜくん!」ジルベルトは風に呼びかけます。ジルベルトは風と友達。野原で風船を飛ばしたり、かけっこをしたり風と一緒に遊びます。風はジルベルトの船を走らせ、しゃぼん玉に色をぬってくれます。でも、ときどきジルベルトの傘をこわしたり困ったこともしますが、ジルベルトと風は仲良しです。
幼いデリケートな感覚が詩のような言葉で語られ、無心に遊ぶ幼時のさまざまなポーズがデッサン風に描かれています。
少年のやわらかな心が風のさまざまな表情とひびきあう、味わい深い作品です。
<作者紹介>
Marie Hall Ets(マリー・ホール・エッツ)
1895年アメリカのウィスコンシン州の小さな町に生まれる。動物たちと親しんだ幼時は、後にマリーに決定的な影響を与えた。物心つくころから絵を書き、小学校一年のときには、大人の美術のクラスで勉強するほどの腕前になっていた。その後、社会学と社会事業に大きな関心をもち、第一次世界大戦の頃から、主に子どもの福祉のために働きましたが、後、健康を害して絵本を書き始めた。数ある絵本の中で、1959年に出版した「クリスマスまであと九日」(冨山房)は、アメリカの絵本に与えられる最高の賞、コールデコット賞を受賞した。作品に「もりのなか」、「またもりへ」、「わたしとあそんで」(以上福音館書店)、「モーモーまきばのおきゃくさま」(偕成社)などがある。