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すてきな三にんぐみ
商品名
すてきな三にんぐみ
出版社
偕成社
著者
トミー・アンゲラー
翻訳者
いまえ よしとも
出版年
1969
対象年齢
4歳〜
価格
1,320円
日本図書館協会選定
全国学校図書館協議会選定
厚生省中央児童福祉審議会特別推薦
国際アンデルセン賞・画家賞・次席
黒いマントに黒い帽子の泥棒三人組み。ラッパ銃とこしょう吹きつけ器、それに大まさかりのおどし道具を使って略奪を重ね、隠れ家に財宝をためこんでいました。
ところがある夜、三人組みが襲った馬車に乗っていたのは、みなしごの女の子だけ。宝の山を見た女の子は「これどうするの?」。泥棒三人組みは、ため込んだお金でお城を買い、大勢の孤児を育てる破目に・・・泥棒三人組がすてきな三人組みに変わっていきます。
大胆な構図に黒や赤を効果的に使った絵が、お話のコミカルな雰囲気をうまく強調しています。幅広い年齢の子どもに人気のある絵本。
<作者紹介>
Tomi Ungerer(トミー・ウンゲラー)
1931年フランス・アルザス地方のストラスブールに生まれる。第二次世界大戦中の子ども時代は、ドイツ軍の占領下で暮らすことを強いられた。終戦後は、ヨーロッパを放浪。25歳のときにニューヨークへ渡り、1957年に「メロップスのわくわく大冒険」(評論社刊)を発表して好評を得る。以後、絵本ばかりでなく漫画や広告ポスターなど、大人向けの作品でも幅広く活躍中。その風刺と毒気のきいた作風は世界各国で人気を集めている。1998年度国際アンデルセン賞(画家賞)など多くの賞を受賞。作品に「ゼラルダと人喰い鬼」(評論社)、「エミールくんがんばる」(文化出版局)などがある。
<翻訳者紹介>
今江祥智(いまえよしとも)
1932年大阪市に生まれる。同志社大学英文科卒業。教師、編集者を経て、童話・小説・評論と多分野で活躍。代表作に「ぼんぼん」(日本児童文学者協会賞)、訳書に「ぼちぼちいこか」(偕成社)などがある。
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レビュー 一覧
kaori さん
読んでいくとお話の最初の方は、不気味な泥棒たちが貯め込んだ宝石、お金を眺めていたり、どよーんとした色づかいで、もしかしてほんとに恐いお話なのかも?!と思って、
息子の顔を見るとちょっと怯え気味?!すると、だんだんストーリーは泥棒たちが孤児を
救うという思わぬ展開にむかっていき、ホッと一安心。なーんだ、いいお話しなのね〜と思って息子の顔を見ると、拍子ぬけ??したみたいな表情をしていました。物語の変わり目を
色調でうまく切り替えているし、意外な物語の展開にわくわくします。