<作者紹介> Tomi Ungerer(トミー・ウンゲラー) 1931年フランス・アルザス地方のストラスブールに生まれる。第二次世界大戦中の子ども時代は、ドイツ軍の占領下で暮らすことを強いられた。終戦後は、ヨーロッパを放浪。25歳のときにニューヨークへ渡り、1957年に「メロップスのわくわく大冒険」(評論社刊)を発表して好評を得る。以後、絵本ばかりでなく漫画や広告ポスターなど、大人向けの作品でも幅広く活躍中。その風刺と毒気のきいた作風は世界各国で人気を集めている。1998年度国際アンデルセン賞(画家賞)など多くの賞を受賞。作品に「ゼラルダと人喰い鬼」(評論社)、「エミールくんがんばる」(文化出版局)などがある。