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全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定

おばあさんが作ってくれたタンタンのずぼんはとてもすてきです。ちょっと大きすぎて困ることもありますが、ブランコができるし、でんしゃごっこができるし、それにもっともっとすごいことができるのです。嫌なだぶだぶのずぼんの感触を、楽しい遊び道具に転化してしまうタンタンの発想は、周囲にあるものを何でも巧みに使って遊ぶ子どもの心理と同じです。
おさるのタンタンの楽しい表情が心を和ませます。

＜作者紹介＞
岩村和朗（いわむらかずお）
1939年に東京に生まれる。1964年東京芸術大学卒業。
1983年「14ひきのあさごはん」（童心社）で絵本にっぽん賞。
1985年「14ひきのやまいも」（童心社）で小学館絵画賞。
1986年「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」（偕成社）でサンケイ児童出版文化賞。
作品は海外13ケ国語に翻訳出版され世界の子どもたちに親しまれている。主な絵本に、「タンタンのずぼん」、「タンタンのぼうし」、「タンタンのハンカチ」（以上偕成社）、「14ひきのひっこし」、「14ひきのぴくにっく」、「14ひきのおつきみ」（以上童心社）などがある。

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