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トビウオのぼうやはびょうきです
商品名
トビウオのぼうやはびょうきです
出版社
金の星社
著者
いぬい とみこ
画家
津田 櫓冬
出版年
1982
対象年齢
5歳〜
価格
1,320円
美しいサンゴ礁のある南の海で、トビウオの親子が平和に暮らしていました。ある朝、突然、大火事のように燃えた空、津波のような響き、はらはらと降ってきた白い粉に恐いとも知らず、トビウオの坊やは海を飛んで遊んでいました。しばらくして、海は死んだ魚たちの流れる恐ろしい死の海に変わってしまいます。坊やも重い病気になりました。トビウオの親子の寄り添う絵とその色調は、生き物への愛で切々と表現され、深い憤りを訴えています。
核兵器を地球からなくそうという気持ちでつくり上げられた絵本。
<作者紹介>
いぬいとみこ
1924年東京に生まれる。平安女学院を卒業後、めぐみ幼稚園に勤めるが休園となり、山口県柳井市に移り敗戦をむかえた。1950年に岩波書店に入り、少年文庫の編集にたずさわる。1954年、同人誌「麦」に発表した「ツグミ」で児童文学者協会新人賞を受ける。主な作品に「ながいながいペンギンの話」(第11回毎日出版文化賞・理論社)、「雪の夜の幻想」(童心社)、「トビウオのぼうやはびょうきです」(金の星社)、「ちいさなちいさな駅長さんの話」(新日本出版)などがある。
<画家紹介>
津田櫓冬(つだろとう)
1939年京都府久美浜町に生まれる。東京芸術大学工芸科を卒業後、印刷会社、テレビの幼児番組などを経て、子どもの本の絵などをてがける。主な作品に「おいしいみずのぼうけん」(岩崎書店)、「トビウオのぼうやはびょうきです」(金の星社)、「ちいさなちいさな駅長さんの話」(新日本出版)などがある。