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ピーターラビットのおはなし
商品名
ピーターラビットのおはなし
出版社
福音館書店
著者
ビアトリクス・ポター
翻訳者
石井 桃子
出版年
1971
対象年齢
4歳〜
価格
770円
1902年から約100年もの間、いたずらうさぎのピーターラビットは子どもたちの心をとらえて止みません。
おかあさんに、あれだけ行ってはいけないと言われていたマグレガーさんの畑に、いたずらピーターは忍び込みます。レタスやさやいんげんを食べ、パセリを探しに行くとマクレガーさんに出くわしてしまいます。さあ、大変!ピーターは恐くて恐くて、畑中を逃げまわります。いたずらピーターが命からがら逃げ、無事に森に戻ってくるハラハラドキドキのお話。
柔らかな色彩の中に描きだされた動物たちの生き生きとした生活や、それをとりまく自然の美しさが感じられます。イギリスの田園を愛した作者の生き物への愛情が、心のぬくもりとしていつまでも子どもたちの心に残る手のひらサイズの傑作絵本です。
<作者紹介>
ビアトリクス・ポター(1866年〜1943年)
ロンドンの裕福で厳格な家庭に育つ。
少女時代から田園を愛し、小動物の観察やスケッチに没頭した。彼女の自然に対する情熱は、「ピーターラビットの絵本」シリーズの創作に色濃く反映されている。後半生イングランド湖水地方に住みつき、羊の飼育と自然保護活動に力を注いだ。
「ピーターラビットのおはなし」は、作者がかつての家庭教師の幼い息子、ノエル・ムーアに出し絵手紙を、本にして出版するために書き直したものです。
<翻訳者紹介>
石井桃子(いしいももこ)
1907年埼玉県に生まれる。日本女子大学英文学科卒業。文藝春秋社、岩波書店勤務の後、世界の児童書翻訳、研究に従事。1951年「ノンちゃん雲に乗る」で第一回文部大臣賞受賞。1954年、児童文学に貢献したことにより、菊池寛賞受賞。主な創作に「くいしんぼうのはなこさん」、「ありこのおつかい」(以上福音館書店)、翻訳に「こすずめのぼうけん」、「ちいさなうさこちゃん」、「ピーターラビットのおはなし」、「100まんびきのねこ」(以上福音館書店)などがある。
レビュー 一覧
Stomo さん
ピーターラビットの絵はよく目にするし、知らない人はいないぐらい有名だと
思いますが、絵本の内容は子どもに読み聞かせるときに初めて知りました。
4匹のうさぎの1匹がピーターといういたずらっこなうさぎ。おかあさんに行って
はいけないと言われたマクレガーさんの畑に忍び込みます。マクレガーさんに気づ
かれてしまい、あちこち死に物狂いで逃げるピーターにどきどきさせられます。
なんとか、家に帰って来たものの、畑でたくさん食べてしまった野菜でお腹をこわ
してしまうとこなんかも、憎めなくてかわいいですよね。