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まっくろネリノ


商品名

まっくろネリノ

出版社

偕成社

著者

ヘルガ=ガルラー

翻訳者

矢川 澄子

出版年

1973

対象年齢

3歳〜

価格

1,100円

オーストラリア児童文学賞
中央児童福祉審議会特別推薦文化財

ネリノは、かわいい小鳥。でも色はまっ黒。兄弟は皆きれいな色なのに・・・
暗闇の中のネリノは目だけ光ってる。兄さんたちのようにきれいな色になりたいなぁ。
そんなまっ黒ネリノは大活躍をします。だって、ネリノは、まっ黒だからできたのです。

<作者紹介>
ヘルガ・ガルラー
1939年にオーストリアのウィーンに生まれる。本職はデザイナーで、美術工芸学校を出た後、イタリアで暮らしたりアメリカへ渡ったりして、織物や室内装飾や映画のアニメーションの仕事などに幅広く活躍している。「まっくろネリノ」は、1968年に描かれた彼女の初めての絵本で、その年のオーストリアの子どもの本の最優秀賞に選ばれました。
<翻訳者紹介>
矢川澄子(やがわすみこ)
東京に生まれる。東京大学文学部美学美術史学科中退。主な著書には、詩集「ことばの国のアリス」(現代思潮社)、訳書に「ハイジ」(福音館書店)、絵本「ぞうのババール」(評論社)、「おばけリンゴ」(福音館書店)「わにくん」(偕成社)などがある。


レビュー 一覧

TOKO さん

色とりどりのキレイな兄さんたちに、真っ黒なのが理由で仲間外れにされるネリノ。
これだけ聞くとなんだかシリアスでかわいそうなお話し。でも、兄さんたちは、キレイ
だから捕まってしまい、それを真っ暗闇でも目立たない真っ黒なネリノが助け出し兄弟
仲良くなるお話しに展開していくストーリー。兄さんたちはキレイな色なのに、生まれつき
真っ黒なのを悩むネリノ。でも、絵本の中のネリノはとぼけた感じでかわいく、暗さを感じさせません。そして、ネリノの語り口調の文章に、いつの間にか引き込まれていく感じがします。子どもの心に何かを訴えかける絵本だと思いました。

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