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もこもこもこ


商品名

もこもこもこ

出版社

文研出版

著者

谷川 俊太郎

画家

元永 定正

出版年

1995

対象年齢

3歳〜

価格

1,650円

全国学校図書館協議会選定図書

「しーん もこもこ にょき」とふくれあがったものは、見るまに大きくなってパチンとはじけた。
詩人と異色の画家がおりなす不思議な世界。

元永さんは現代美術、モダンアートでは世界的な人で、その作品はニューヨークモダンアートミュージアム、京都国立近代美術館など、世界中の美術館にパーマネントコレクションされています。
その美術を子ども達は「解かろう」とせず、純粋に「楽しんで」いるのです。
そして子どもの純粋な感覚を大人になっても持ち続けている人が芸術家になるのではないでしょうか。
いろいろな分野の本物の芸術家が、子ども達の為に書いたり描いたりして下さることにより、子ども達が「本物」を楽しむことができるのは素晴らしい事だと思います。


<作者紹介>
谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)
1931年東京に生まれる。詩人。詩作のほか戯曲、放送台本、作詞などの分野で注目すべき仕事を手がけている。児童文学作品には、「ことばあそびうた」、「あな」、「めのまどあけろ」、「わたし」(以上福音館書店)、「スイミー」(好学社)、「これはのみのぴこ」(サンリード)などがある。
<画家紹介>
元永定正(もとながさだまさ)
1922年三重県に生まれる。三重県上野商業学校卒業。1955年から71年まで具体美術協会会員。作品は、ニューヨーク・モダンアートミュージアム、東京・京都国立近代美術館、長岡現代美術館、新潟、栃木、兵庫県立近代美術館、大谷記念美術館、トリノ国際美学センターなどにある。


レビュー 一覧

nyanko さん

買った当初は、なんじゃこの本(笑)と思いましたが、「もこ」「もこもこ」「ぷうっ」「ぱちん」など、
言葉が面白いらしく、何回も何回も繰り返し読んで―と持ってきます。
そのうちこっちまで楽しくなってくる、不思議な本です。

息子が一歳を過ぎてからは、もこもこ出てきた部分を嬉しそうに指差しして、「ウフッ」と笑っています。
絵本は表紙を全て外す主義なのですが、谷川俊太郎さんの内表紙のコメントがツボにはまってしまい、
わが家はこの本だけ表紙を大事に取ってあります(笑)。
0歳児からおススメです!

moussy さん

大人にとっては、全く不思議な絵本かもしれませんが、わずか2ページで息子は絵本の世界に引き込まれていました。地面から「もこ」と盛り上がってきた物体がどんどん大きくなって、その隣りからは「にょっき」と違う物体が現れます。「もこもこ」とか「にょきにょき」とかの擬音とともに進んでいきます。ただそれだけなのに、子どもの感性のツボにハマってしまうようです。あんまり楽しそうなので、こちらまでその気にさせられ、身振り手振り、全身を使って読んであげるようになり、たまに何回も読まされて困っています(笑)

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