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ゆきむすめ


商品名

ゆきむすめ

出版社

福音館書店

著者

内田 莉莎子 再話

画家

佐藤 忠良

出版年

1966

対象年齢

4歳〜

価格

1,100円

サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品
厚生省中央児童福祉審議会推薦図書

子どものなかったおじいさんとおばあさんが雪でつくった女の子。とてもかわいらしい女の子が出来ました。すると、突然そのゆきむすめが歩き出します。生きた娘となって、二人にかわいがられながら暮らすようになりますが、やがて夏がきて、村の子どもが森へ遊びに行こうと誘いに来ます。
「あついわ。おひさまが こわいわ」とゆきむすめは嫌がりましたが、おじいさんやおばあさんに勧められて、仕方なく出かけます。お日さまが沈むまで、木陰に座って待ちましたが、夜になってたき火の上を飛ぶ遊びに加わったとたんゆきむすめは消えてしまいます。
美しく澄んだロシア民話。

<作者紹介>
内田莉莎子(うちだりさこ)
1928年東京に生まれる。早稲田大学露文科卒業。1964年、ポーランドに留学。外国児童文学の翻訳紹介を主にしている。主な訳書に、絵本「てぶくろ」、「おおきなかぶ」、「もぐらとじどうしゃ」など多数ある。
<画家紹介>
佐藤忠良(さとうちゅうりょう)
1912年宮崎県に生まれる。東京美術学校彫刻科卒業。新制作協会創立当初より会員として活躍。第一回現代日本美術展賞を受賞。1960年、日本人の顔の連作に対して高村光太郎賞を受けた。パリロダン美術館で日本人として初めての個展。絵本には「ゆきむすめ」、「木」(以上福音館書店)などがある。


レビュー 一覧

mi-acat さん

有名な「おおきなかぶ」の絵本を描いた人と同じと聞いて知った絵本ですが、

なんとなく幼少時代に読んだ記憶にあるお話しに心惹かれました。

娘は、「おおきなかぶ」に登場するおじいさんとおばあさんにすぐ気付き

この絵本を読み聞かせると、静かに聞き入ってる様子。雪でできた女の子

が人間のように動き出し、最後には火によって溶けてしまい消えてしまう

お話しなわけですから、子供なりに悲しいお話しなんだと理解しているようです。

やはり、昔話は、内容や意味を理解できる5歳ぐらいからがいいですよね。

小学校の教科書に出てくるのも納得がいきます。

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