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ろくべえまってろよ
商品名
ろくべえまってろよ
出版社
文研出版
著者
灰谷 健次郎
画家
長 新太
出版年
1978
対象年齢
5歳〜
価格
1,650円
厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書
よい絵本選定図書
深い穴に落ちた犬のろくべえ。それを小学校1年生の子どもたちが見つけ救出作戦をあれこれ考えます。早く助けださないと死んでしまうかもしれない。懐中電灯を持ってきて、大人に助けを求めますが誰も助けてくれません。ろくべえを元気づけるために歌を歌い、シャボン玉を飛ばします。頭が痛くなるほど考えて、やっと名案がうかびます。
穴の深さを強調した絵は、犬の様子と子どもたちの心理を上手くうかび上がらせています。子どもだけで解決した満足感が残り、犬によせる子どもたちの優しさが伝わってくる絵本。
<作者紹介>
灰谷健次郎(はいたにけんじろう)
神戸に生まれる。「兎の眼」、「太陽の子」(以上理論社)は生きることの意味を鋭く問い、1979年その仕事に路傍の石文学賞が贈られた。作品に「なんやななちゃんなきべそしゅんちゃん」(文研出版)、「ひとりぼっちの動物園」(あかね書房)など多数。
<画家紹介>
長 新太(ちょうしんた)
1927年東京に生まれる。
1959年絵本「おしゃべりなたまごやき」(福音館書店)で文芸春秋漫画賞受賞。1974年、絵本「おしゃべりなたまごやき」(福音館書店改訂版)で、国際アンデルセン賞国内賞受賞。1977年、絵本「はるですよふくろうおばさん」(講談社)で講談社出版文化賞受賞。作品に「なんじゃもんじゃ博士」、「ごろごろにゃーん」(以上福音館書店)、「ぼくのくれよん」(講談社)、「もじゃもじゃしたものなーに?」(文研出版)などがある。
レビュー 一覧
classic さん
穴に落ちた犬のろくべえを、みんなで必死になって救出してあげる感動絵本。
絵や色遣いは地味ですが、暗い穴の中に落ちたろくべえや、その状況を考えると
上手く表現してあるのだと思いました。
また、小学校1年生の子どもたちだけで、あれこれ考え何かを成し遂げることは、
息子にも深い共感を与えているようです。
ハラハラどきどきからハッピーエンドの内容は、読んだ後の達成感があります。