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木かげの家の小人たち


商品名

木かげの家の小人たち

出版社

福音館書店

著者

いぬい とみこ

画家

吉井 忠

出版年

1967

対象年齢

小学校中学年〜

価格

1,760円

厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
全国学校図書館協議会選定図書
教科書に掲載されているお話

ページ数 288頁
サイズ 22×15cm

ある家の二階に小さな書庫がありました。薄暗い廊下に面したその部屋は、その家の他のどの部屋よりも、物静かな一角でした。古めかしい漢文の本、外国の本が並ぶ小部屋。そしてこの静かな部屋の天井近くに、小人が住んでいたのです……。暗い戦争の影が日本をおおう冬の時代、外国生まれの小人を愛し続ける少女ゆり。いまわしい現実と不安な日々が不思議な魅力を持って描かれる、日本のファンタジーの記念碑的作品です。

<作者紹介>
乾 富子(いぬいとみこ)
東京に生まれる。日本女子大学一年生のとき、宮沢賢治の作品にふれ、これが児童文学に進むきかっけとなる。その後、保育士を志し同大学を中退。1944年、京都平安女学院専攻部保育科を卒業し、約二年間保育士をする。1957年「ながいながいペンギンの話」(理論社)で毎日出版文化省受賞。1961年、「木かげの家の小人たち」で第四回アンデルセン賞国内賞受賞。1964年、「北極のムーシカミーシカ」(理論社)で第五回国際アンデルセン賞佳作賞受賞。1965年、「うみねこの空」(理論社)で野間児童文芸賞受賞。1927年、「くらやみの谷の小人たち」(福音館書店)。
<画家紹介>
吉井 忠(よしいただし)
1908年に福島県に生まれる。太平洋美術研究所をへて、1936年から7年までヨーロッパで研究。現在は主体美術協会会員。著者に「民芸論」(彰考書院刊)、「ピカソ」(青木書店刊)、「生活芸術」(河出書房刊)、挿絵には、「きんいろのつののしか」「あかちゃんのはなし」(以上、福音館書店刊)などがある。


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