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よだかの星
商品名
よだかの星
出版社
偕成社
著者
宮澤 賢治
画家
中村 道雄
出版年
1987
対象年齢
小学校中学年〜
価格
1,540円
全国学校図書館協議会選定
日本図書館協会選定
教科書に載っているお話
よだかは、実にみにくい鳥でした。その姿かたち故に、ほかの鳥からうとまれ、さげすまれ、その名の故に、本物の鷹から嫌われ、おどされ続けました。そしてその自分が、平気で羽虫を食べて生きる宿命にあると気づいたとき、よだかは、この辛い世界を捨てようと決意して、一直線に空をのぼってのぼって、ついに青白く燃える星となったのです。よだかの悲しみを描いて、まことの幸福をはげしく求めた宮澤賢治の傑作を、中村道雄が入魂の組み絵で絵本しました。
<作者紹介>
宮沢賢治(みやざわけんじ)
1896年に岩手県に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業後、同校研究科修了。農業研究家・農村指導者として活動し、その文学活動は短歌から詩、童話へと向かい、1924年に詩集「春と修羅」、童話集「注文の多い料理店」を上梓したが、彼の作品のほとんど大部分は没後に高く評価された。熱烈な仏教徒でもあった。1933年没。作品は「校本・宮沢賢治全集」(全14巻)に収められている。
<画家紹介>
中村道雄(なかむらみちお)
1948年に岐阜県に生まれる。高校卒業後、上京して独学で絵を描き始める。1969年頃十数種類の板材を絵として組み込んでいく独特の表現方法“組み木絵”を考案。主な作品に、宮澤賢治作「なめとこ山の熊」「よだかの星」「土神と狐」、佐藤さとる作「そこなし森の話」(以上、偕成社)がある。