こそだてナビゲーション

絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

トロッコ


商品名

トロッコ

出版社

偕成社

著者

芥川 龍之介

画家

宮本 順子

出版年

1993

対象年齢

小学校中学年~

価格

1,980円

全国学校図書館協議会・選定図書(1993)
日本印刷産業連合会会長賞(造本装丁コンクール)(1993)
日本図書館協会選定図書(1993)

サイズ 29cm×25cm
ページ 40ページ

土を積み、風をはらみ、一気に山を下ってくるトロッコ。せめて一度でも、土工といっしょに乗ってみたい。軽便鉄道敷設工事場で見たトロッコに、良平はあこがれます。けれども、夢がかなって思うぞんぶん乗せてもらえた日、良平は日暮れの山道にひとり取り残されてしまったのです。取り残された少年の不安を描きながら人生そのものを暗示した傑作。友禅染めと蝋纈染めの技法を駆使した染色画で絵本化しました。

<作者紹介>
芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)
1892年東京に生まれる。東京帝国大学英文科卒。東大在学中、久米正雄等と第3次、第4次『新思潮』を創刊して文学活動を始め、夏目漱石の門下に入った。『鼻』『芋粥』によって新進作家として認められ、新理知派の代表的作家として多数の作品を発表。晩年は芸術上、人生上のゆきづまりから極度の神経衰弱におちいり、1927年7月、睡眠薬を飲んで自殺した。作品は『芥川龍之介全集』(全8巻)に網羅される。
<画家紹介>
宮本順子(みやもとじゅんこ)
1950年東京に生まれる。東京学芸大学美術科を中退し、ロンドンのチェルシー美術大学に入学。油絵と染色デザインを学ぶ。1975年卒業。現在は、書籍の装画、挿し絵を中心に活躍。主な作品に『トロッコ』『なりひびけコーチル』『石うすの歌』などがある。




ページの先頭へ戻る

キーワード検索