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夏の朝
商品名
夏の朝
出版社
福音館書店
著者
本田 昌子
画家
木村 彩子
出版年
2014
対象年齢
小学校高学年~
価格
1,870円
第16回児童文学ファンタジー大賞佳作受賞
サイズ20cm×14cm
ページ数 256頁
住む人を失い、取り壊されるのを待つばかりとなった祖父が暮らした家。祖父の一周忌でその家を訪れた莉子は、庭の蓮池が見える広縁で、老婦人からふしぎな話を聞く。「あのつぼみの中には何が入っているか、ご存じ?」そして、蓮の花が開くとき、時間を越え、少女はいつかの夏へと旅をする。それは、かつてこの家で暮らした人々の想いをたどる旅でもあった。タイムファンタジーのオールタイムベストが、ここに誕生しました。
<作者紹介>
本田昌子(ほんだまさこ)
1959年、山口県に生まれる。山口大学文理学部理学科化学専攻卒業。子どもたちに手描きの絵本を作ることから始め、児童文学を志すようになる。「未完成ライラック」(岩崎書店)で福島正実記念SF童話賞、「朝がくるまで」(「万里子へ」を改題)(講談社)で講談社児童文学新人賞(ともに佳作)を受賞。マレーシア在住を経たのち、「スコールでダンス」で児童文学ファンタジー大賞奨励賞、本作で同佳作を受賞。
<画家紹介>
木村彩子(きむらさいこ)
1979年に東京で生まれる。2003年東京造形大学絵画科を卒業。翌年同大学絵画研究科を修了。読売新聞連載時に挿絵を担当した「あかりの湖畔」(青山七恵/中央公論新社)の装画を手がける。現在は川崎市に制作の拠点を置き、個展やグループ展を中心に作品を発表している。