絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

サイズ　四六判
ページ数　176頁

シートンがアメリカ・ニューメキシコのクルンパを支配するオオカミのロボに挑んだ壮絶な物語。シートンは、メスのオオカミ・ブランカに対するロボの深い愛情に感動と後悔を抱く。新しいシートン動物記第１弾！

＜作者紹介＞
アーネスト・トンプソン・シートン
1860年8月14日、イギリスの港町サウス・シールズに生まれる。1866年に家族といっしょにカナダの開拓農場に移住。大自然とそこに生きる野生動物を愛し、ナチュラリストになる夢を育んでいった。その後、ロンドンやパリで絵の専門教育を受け、カナダに戻ってから動物物語を次々に発表した。著書に「私が知っている野生動物」「狩猟獣の生活」「ふたりの小さなインディアン」など多数あり、シートン自身の挿絵がそえられている。1946年10月23日、アメリカのニューメキシコ州サンタフェの自宅で没す。
＜翻訳・解説者紹介＞
今泉吉晴
1940年に東京で生まれる。動物学者。山梨と岩手の山林に山小屋を建て、渓流を眺め、植物の手入れをしながら、森にくらすモグラ、野ネズミ、リス、ムササビなどの小哺乳類の観察、研究を続けている。著書に「空中モグラあらわる」（岩波書店）「シートン　子どもに愛されたナチュラリスト」（福音館書店）、「むささびのおやこ」（新日本出版社）など。訳書に「ウォールデン　森の生活」（小学館）「シートン動物誌・全十二巻」（紀伊国屋書店）、「ヘンリーのしごと」（福音館書店）などがある。