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靴屋のタスケさん


商品名

靴屋のタスケさん

出版社

偕成社

著者

角野 栄子

画家

森 環

出版年

2017

対象年齢

小学校中学年~

価格

1,320円

全国学校図書館協議会・選定図書(2017)
サイズ 22cm×16cm
ページ数 72頁

1942年、東京。町の表通りに若い靴屋さんが越してきた。ひょろ長い体にぶあつい眼鏡をかけた靴屋のタスケさんは、いつも背中を丸めて古い靴を直している。「今は材料の革がないし、靴をあつらえるなんて贅沢は許されないしなあ。でも、こう見えても、腕はたしかなんだぞ」。小学一年生のわたしは放課後になると靴屋さんに行って、タスケさんの仕事を見るのが楽しみになった。わたしは、タスケさんのことが大好きだった。しかしまもなく戦争が激化し、タスケさんはお店を閉めて兵隊さんになるために田舎へ帰っていった。やがて、わたしはタスケさんのことを忘れていった。『魔女の宅急便』の作者・角野栄子が若い世代へ贈る、戦争の物語。

<作者紹介>
角野栄子(かどのえいこ)
1935年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。1960年、ブラジルに渡って二年間滞在。帰国後、児童文学の世界に入る。「ネッシーのおむこさん」(金の星社)、「スパゲティがたべたいよう」をはじめとする小さなおばけシリーズ(ポプラ社)、「なぞなぞあ そびうた」(のら書店)、「魔女の宅急便」、「魔女の宅急便 その2」、「魔女の宅急便 その3」(以上、福音館書店)など子どもたちに人気のある作品を数多く発表している。「ズボン船長さんの話」(福音館書店)で旺文社児童文学賞、「おおどろぼうプラプラ氏」(講談社)で産経児童出版文化賞大賞、「魔女の宅急便」で小学館文学賞、野間児童文芸賞、IBBYオナーリスト・文学作品を受賞。神奈川県在住
<画家紹介>
森環(もりたまき)
1965年に北海道釧路市に生まれる。独学で鉛筆画を描き始め、2006年より札幌周辺で個展を中心に作品を発表。2013年にボローニャ国際絵本原画展に入選、2015年にフランスのLirabelle社より初めての絵本「Tilde a travers bois」を出版した。同年、結婚を機に作家名を旧姓の「木村環」から「森環」に変更。


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