絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

ケロリンピックはカエルのオリンピック。4年に一度の大会です。人間のオリンピックとはちょっと違います。小枝を使った棒高跳びや、葉っぱを浮かべたボートレース、他にも愉快な競技が目白押しです。大会の最後を飾るのは、水泳競技の２５ケロメートル自由形。１００匹のカエルたちが池の端にずらりと並び、一斉に勝負に臨みます。全ページ、カエルで埋め尽くされた、カエルづくしの１冊です。ぜひ隅々までお楽しみください。

＜作者紹介＞
大原悦子（おおはらえつこ）
1958年に東京に生まれる。1982年から99年まで朝日新聞社で記者として働き、その後フリーランスに。津田塾大学ライテイングセンター客員教授。著者に「ローマの平日　イタリアの休日」（コモンズ）「フードバンクという挑戦ー貧困と飽食のあいだで」（岩波書店）など、絵本に「カタッポ」（「こどものとも」2014年1月号）がある。
＜画家紹介＞
古川裕子（ふるかわひろこ）
1978年生まれ。2000年、関西外国語大学卒業。京都インターナショナルアカデミー絵本研究科にて絵本制作を学ぶ。絵本作家の末崎茂樹氏に師事。著者に「じゃあねじゃあねかあさんどうする？」（チャイルド社）、「でてこいおいも」（ひかりのくに）などがある。