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ダンプえんちょうやっつけた
商品名
ダンプえんちょうやっつけた
出版社
童心社
著者
ふるた たるひ
画家
たばた せいいち
出版年
1978
対象年齢
5歳〜
価格
1,650円
SLA選定
港や工場でたくさんの人が働いている、ひがしはまの町。この町のまん中にわらしこ保育園があります。体の大きな園長先生は、こどもたちからダンプえんちょうと呼ばれています。わらしこ保育園の年長クラスくじら組は全部で9人。くじら組でいちばん小さい子はさくらです。すぐ「こわいんだもーん」というので、みんなはさくらのことを弱虫だと思っています。「ひがしはまの町中が、わらしこの運動場だよ」神社の石段はすべりだい、じぞう山の太い木のつるは、ブランコです。
ある日、ダンプえんちょうとひなた山にやってきたくじら組の9人は、ほら穴をみつけて、海賊ごっこをはじめます。
さくらはお姫様の役になりますが、海賊からかくれているお姫様がつまらなくなり、今度は自分から海賊になります。さくらは海賊になりきって、こわかったチャンバラごっこが、できるようになります。海賊になったこどもたち9人は、正義の味方ダンプ丸に、宝物をかけていどみますが……。
『おしいれのぼうけん』につづく「絵本・ぼくたちこどもだ」シリーズ第2作。古田足日さん・田畑精一さんによる、集団のあそびの中で成長していく子供たちの姿を描いたロングセラー絵本。石巻市に実在した「わらしこ保育園」の実践をもとにした作品です。108ページの長編絵本です。お子様と読む時は、2、3回に分けて読んでも楽しめます。
<作者紹介>
古田足日(ふるたたるひ)1927年愛媛県に生まれる。
田畑精一(たばたせいいち)1931年大阪市に生まれる。
ふたりのコンビを組んだ作品に、「くいしんぼうのロボット」、「モグラ原っぱのなかまたち」、「水の上のタケル」などがある。「おしいれのぼうけん」は、二人でつくった絵本の第1作目である。そして、この絵本は、2作目となる。