絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

虫歯はミュータンスという細菌による感染症なのですが、砂糖偏重の食生活がうんだ生活習慣病という側面もあります。本書は虫歯をとおして「歯ってなんだろう」「どうして虫歯になるんだろう」「歯と骨ってどうちがうんだろう」などとみていきながら、歯と身体の問題考察をしていきます。身体の本づくりの名人・柳生弦一郎さんと、第一線の歯科医・北河原健さんによるこの本は、科学読物としても楽しめる内容です。

＜作者紹介＞
北川原健（きたがわらたけし
1943年に長野県で生まれる。1968年東京医科歯科大学卒業後、すぐ長野市に帰り臨床にはいった。疾病に治療だけでなく「予防」という面でも患者さんとの付き合いをもつべく、さまざまなことを試みてきている歯科医師。著書に「歯苦歯苦-歯槽膿漏激闘編」「歯苦歯苦-知らんべだった私」「歯の移動と固定」「ホームドクターとしての条件-ホームドクターとして地域にかかわる」「むし歯予防を目指す母親グループはははの会」（以上医歯薬出版）など多数。
＜画家紹介＞
柳生弦一郎（やぎゅうげんいちろう）
1943年に三重県に生まれる。絵本作家。からだに関するユーモラスでユニークな作品を多数発表している。作品に「はなのあなのはなし」、「おっぱいのひみつ」、「たまごのあかちゃん」、「いろいろおせわになりました」（以上福音館書店）などがある。