絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

仲良しのカモメがプラスチックを飲みこんでしまい、入院することに。浜辺をきれいにする〈おそうじパーティー〉を開いたステラ。女の子の小さな行動が、大きな変化を生みました。
海洋に流入するプラスチックごみは、年間800万トンにのぼると言われており、持続可能な社会・環境をめざすうえで大きな問題となっていることは誰もが知るところです。プラスチック製のストローや、包装が紙製やリサイクル可能なものなどに代わってきたり、エコバックが浸透してきたりと、社会の意識も徐々に変化を見せています。
この絵本が伝えているのは、大きな変化を生み出すのに重要なのは、「小さな初めの一歩」や「おもいやり」です。身近なところから、自分にもできることを探して、行動してみよう。そんな気持ちにしてくれる物語です。

＜作者紹介＞
ジョージナ・スティーブンス
イギリスのバッキンガムシャーの農場で育ちました。「持続可能性」の専門家として本を書いたり活動をしたりしています。どうしたら地球によい影響を与えられるのか、いろいろな人たちの相談にのっています。どんな人でも、大きな変化につながる力をもっています。そういった力にみんなが気がつけるような催しを開いています。
＜画家紹介＞
イジー・バートン
1993年にイギリスで生まれる。画家で映画監督もしています。短い映画や、子どもの本や広告をつくったり、テレビや映画の絵を描くこともあります。