絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

一生のあいだにみんなは「何をどれくらい」するか考えたことはありますか？動物の暮らしに興味をもつ作者が算数という方法を使って、いろいろなことを見つけ出したのです。キツツキは木に30コの穴をあけ、イルカは100本の歯をつかって魚を食べる。キリンの体には200コのアミメもよう。タツノオトシゴがおなかでそだてる子どもは1000匹。生きものたちの一生と、そこにかくれる驚きの数をグラフィカルなイラストで紹介する科学絵本です。生き物の生態をとおして、算数の考え方、数に興味を持つきかっけを与えてくれる一冊です。

＜作者紹介＞
ローラ・Ｍ・シェーファー（Lola M.Schaefer)
アメリカのインディアナ州生まれ。ノンフィクション・絵本・幼年読み物など、幅広くこどもの本を執筆し、作品数は200冊にものぼる。絵本作品に「おにいちゃんになるひ」「おにいちゃんだいすき」（フレーベル館）、「うえにはなあにしたにはなあに」（福音館書店）などがある。
<画家紹介＞
クリストファー・サイラス・ニール
アメリカのニューヨーク州在住。イラストレーターとして、さまざまな雑誌や書籍、テレビなどで活躍。ニューヨークタイムズ紙で定期的に仕事を手がけ、作品は全米各地のギャラリーで紹介されている。絵本作品に「ゆきのうえゆきのした」（福音館書店）などがある。
＜翻訳者紹介＞
福岡伸一（ふくおかしんいち）
1959年東京に生まれる。生物学者。ベストセラー「生物と無生物のあいだに」（講談社）、「動的平衡」（木楽舎）他、「生命とは何か」をわかりやすく解説した著書を多数執筆している。新訳版の「ドリトル先生航海記」（新潮社）など、子どもたちに向けた著書も執筆している。