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手ぶくろを買いに
商品名
手ぶくろを買いに
出版社
あすなろ書房
著者
新美 南吉
画家
どい かや
出版年
2018
対象年齢
5歳~
価格
1,540円
教科書でもおなじみの新美南吉の代表作が、また新たに生まれ変わりました!
生まれてはじめて雪をみた子ぎつねは、そのまぶしさに、そして、あまりの冷たさにびっくりぎょうてん。
母さんぎつねは、そんなぼうやに手袋を買ってあげたいと思うのですが、人間がこわくて、どうしても町まで行けません。そこで、帽子屋さんへ着いたらみせるようにと、ぼうやの片手を人の子の手に変え、ぼうやを一人、町へと送り出すのですが……。
この作品に深い思い入れがあり、いつか絵本化したいと長年あたためてきたどいかやさんならではの新しい南吉ワールド。どのページもすばらしいのですが、はじめての雪によろこび駆けまわる子ぎつねの姿や、新雪のきらめきと、それとは対照的な夜の闇、そして、そこからのクライマックス!月明かりの下、子ぎつねが母さんのあたたかさに包まれる姿は、とくに印象的です。雪の季節に読みたい、心がぽっとあたたかくなる絵本です。
<作者紹介>
新美南吉(にいみなんきち)
1913年に愛知県に生まれる。東京外語学校卒業。中学時代より文学に興味をもち、昭和6年頃より鈴木三重吉の推薦により、「正坊とクロ」、「張紅倫」、「ごんぎつね」など多くの作品を「赤い鳥」に発表。以後30歳で夭逝するまで「おじいさんのランプ」、「牛をつないだ椿の木」など数多くの名作を残す。
<画家紹介>
どいかや
1969年に東京都に生まれる。東京造形大学デザイン学科卒業。絵本のワークショはーにゃップ「あとさき塾」出身。主な作品に「チリとチリリ」シリーズ(アリス館)、「ハーニャの庭で」(偕成社)、「かえるのピータン」(ブロンズ新社)など。