絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

おかあさんたちはみんな　ひとつの、てんごくをもっています。どのおかあさんも、どのおかあさんも、もっています。それはやさしい背中です。
「ごんぎつね」や「狐」の作者・新美南吉が、母への思いをこめて綴った詩が絵本になりました。新しい命を迎えるあなたへ、絵本作家・長野ヒデ子さんの温もりあふれる絵とともに贈ります。

＜作者紹介＞
新美南吉（にいみなんきち）
1913年に愛知県に生まれる。東京外語学校卒業。中学時代より文学に興味をもち、昭和6年頃より鈴木三重吉の推薦により、「正坊とクロ」、「張紅倫」、「ごんぎつね」など多くの作品を「赤い鳥」に発表。以後30歳で夭逝するまで「おじいさんのランプ」、「牛をつないだ椿の木」など数多くの名作を残す。
＜画家紹介＞
長野ヒデ子（ながのひでこ）
1941年に愛媛県で生まれる。「とうさんかあさん」（葦書房/石風社）で日本の絵本賞文部大臣奨励賞、「おかあさんがおかあさんになった日」（童心社）で産経児童出版文化賞、「せとうちたいこさんデパートいきタイ」（童心社）で日本絵本賞受賞。近刊に「まんまんぱっ！」（長野麻子作/童心社）、「七五三だよ一・二・三」（佼成出版社）などがある。