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さよならようちえん
商品名
さよならようちえん
出版社
講談社
著者
さこ ももみ
出版年
2011
対象年齢
5歳~
価格
1,540円
全国学校図書館協議会選定図書
作者さこももみさんからのメッセージ
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という、ロバート・フルガム(アメリカの作家・哲学者)の著書があります。わたしの子どもたちが3年間を過ごした幼稚園は、まさに毎日がその実践でした。子どもたちは自発的な「遊び」の中からたくさんのことを学びました。仲間や大人から、ありのままの自分を受け入れられた幼い日々。この太くてあたたかく強い人生の根っこは、やがて強い雨風にも耐えてぐんぐんと枝葉をのばし、花を咲かせ、自分以外のものにも実を分け与える、そんな心を育んでくれたと、わたしは今でも信じています。「小学校に行ったらがんばらなくちゃ! なんて思わなくていい。みんなは初めての小学校へ行くだけで、十分がんばっているんだから。」卒園式の日、これが先生方から子どもたちへ贈られた言葉でした。子どもたちのすぐそばで、ひとりひとりを本当に理解し、愛してくださった先生方の存在に、改めて感謝した瞬間でした。卒園を迎えられた読者の皆様にも、この言葉と気持ちを伝えたいと思いながら絵本を描きました。ご卒園、おめでとうございます。
この絵本は、卒園する園児に向けて書かれたもので、主人公がクラスメート9人との思い出を1人ずつ綴っています。
<作者紹介>
さこももみ(佐古百美)
1961年東京都出身。東京学芸大学美術教育学科卒業。2年間枠私立小学校の教員を務めた後、フリーランスのイラストレーターに。幼児ものから大人向けのものまで、雑誌、書籍、そして企業Webと幅広く活動中。おもな絵本に「イ-ノとダイジョブのおはなし」シリーズ(「もりでみつけたよ」「サンタさんになったよ」)、「ねんね」「まんま」「おじいちゃんちのたうえ」(以上、講談社)、「こんなときってなんていう?」シリーズ(ひかりのくに)「トトとライヨ自転車のれた!」(アリス館)、「へんしん!ぱんやさん」(教育画劇)など多数。