絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

ページ数　270頁
サイズ　A5判

みんなの悩みのタネは宿題。小学生６人が発案し、本人にかわって宿題をやる会社を作って悩みを解決しようとするのだが……。
高度経済成長と受験戦争が進行する日本の1960年代を背景に、状況と積極的に関わり、変革していこうとする子どもを描いた作品です。ストーリー展開のおもしろさが読者の心を捉え、愛蔵版や文庫版も出されて広く長く読まれた本が新版となってよみがえりました。

＜作者紹介＞
古田足日（ふるたたるひ）
1927年に愛媛県に生まれる。早稲田大学露文化中退。在学中、早大童話会に入り、児童文学評論のかたわら創作も発表。主な作品に「モグラ原っぱのなかまたち」「大きい１年生と小さな２年生」「おしいれのぼうけん」「学校へいく道はまよい道」、評論に「現代児童文学論」「子どもを見る目を問い直す」などがある。
＜画家紹介＞
長野ヒデ子（ながのひでこ）
1941年、愛媛県今治市に生まれる。「とうさんかあさん」（葦書房/石風社）で日本の絵本賞文部大臣奨励賞、「おかあさんがおかあさんになった日」（童心社）で産経児童出版文化賞、「せとうちたいこさんデパートいきタイ」（童心社）で日本絵本賞受賞。近刊に「まんまんぱっ！」（長野麻子作/童心社）、「七五三だよ一・二・三」（佼成出版社）などがある。