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日本の昔話 Bセット

商品名

日本の昔話 Bセット

出版社

福音館書店

対象年齢

4・5歳~

価格

5,940円

「昔話は人間の内面を語り、無意識の世界を語っています。子どもたちは昔話を聞いていると、心の中に語りかけられ無意識の中で、生きる希望や勇気、そして生きる力を身につける」と、深層心理学者のブルーノ・ベッテルハイム氏は語っています。
昔話は口承文学ですから、それを絵本にすると挿絵が子どものイメージを固定してしまいます。それだけに絵の質の高さが求められます。現在出版されている「ももたろう」を集めると、数十種類はすぐ集まるほどたくさん出版されていますが、文学的にも美術的にも、質の高い絵本を選んであげたいものです。厳選された良い昔話絵本をセットにいたしました。

<ももたろう>
おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。桃をもちかえって切ろうとしたら、なんと桃からかわいい男の子が生まれました。「桃太郎」と名付けられた男の子は、おばあさんとおじいさんが用意したおかゆや魚を食べて、どんどん大きくなり、立派に成長します。そんなある日、桃太郎は鬼が島の鬼が悪事をはたらいていると聞き、鬼退治にでかけることにします。力強い絵とともに、昔話の面白さが味わえる「桃太郎絵本」の決定版。

<かちかちやま>
全国に分布しているたくさんの「かちかちやま」話の中から、昔話研究の第一人者である小澤俊夫さんが選んだ決定版です。おじいさんの大切なおばさんを殺したたぬきの仇をとるべく、勇敢で賢いうさぎは、あれよこれよとたぬきに仕返しをします。たぬきはうさぎの言うことを信じて、痛い目に遭い、最期は……。美しい自然を背景に、うさぎとたぬきの息をのむ対決がくりひろげられます。

<つるにょうぼう>
雪深い山里で一羽の鶴が翼に矢をうけて、苦しそうにしています。そこを通りかかった、若者の男が、矢を引き抜き、介抱してあげました。その晩、家の戸の前に美しい女が「女房にしてくださいまし」と立っていました。この女の正体は、人間の女に扮した鶴だったのです。幻想的な美しさにあふれる鶴女房のお話の決定版。若者と鶴との哀しい物語が、洗練された文章と国際アンデルセン賞画家賞を受賞した赤羽末吉の繊細な絵で表現されました。

<さんまいのおふだ>
寺の小僧は山へ花を切りに出かけましたが、日が暮れて道に迷い、白髪のお婆の住む一軒家に泊めてもらいました。ところが夜中に目を覚ますとお婆は恐ろしい鬼婆になって小僧を食べようとしています。小僧は便所にいきたいといってその手を逃れ、便所の神様から3枚の札をもらって逃げだします。語り口調をいかした再話による、スリルとユーモアをかねそなえた昔話の絵本です。

<ずいとんさん>
ある山寺で、和尚さんから留守番を頼まれたずいとんという小僧が、お経をあげていると、庫裏のほうで「ずーいとん」と呼ぶ声がする。いってみるが誰もいない。小窓からそっと見ていると、きつねがしっぽで戸を「ずーい」とこすり、頭で「とん」と戸をたたいている。戸を開けると中に転げ込み、本堂に逃げていく。本堂にきつねの姿は見えないで、そっくりなご本尊が二つ並んでいる……。最初はきつねに化かされるずいとんですが、頭を働かせて反対にきつねをこらしめるという痛快な昔話。

※絵本の見開きページは、HP【検索】欄より書名をご入力いただきますとご覧いただけます。


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