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世界の昔話 Cセット

商品名

世界の昔話 Cセット

出版社

福音館書店

対象年齢

4・5歳~

価格

6,600円

「昔話は人間の内面を語り、無意識の世界を語っています。子どもたちは昔話を聞いていると、心の中に語りかけられ無意識の中で、生きる希望や勇気、そして生きる力を身につける」と、深層心理学者ブルーノ・ベッテルハイム氏は語っています。
昔話は口承文学ですから、それを絵本にすると挿絵が子どものイメージを固定してしまいます。それだけに絵の質の高さが求められます。現在出版されている「ももたろう」を集めると、数十種類はすぐ集まるほどたくさん出版されていますが、文学的にも美術的にも、質の高い絵本を選んであげたいものです。厳選された良い昔話絵本をセットにいたしました。

<スーホの白い馬>
昔、モンゴルの草原にスーホという少年がいました。ある日、道ばたに倒れていた生まれたばかりの白い子馬を世話し、大事に育てましたが……。馬と少年スーホの哀切な物語と、モンゴルに伝わる楽器「馬頭琴」の由来が描かれ、感情を揺さぶられるでしょう。横長の画面を生かし、モンゴルの大平原を舞台に雄大に描ききったこの絵本は、国際的評価を受けています。

<3びきのくま>
森で迷子になった女の子は、小さな家を見つけます。食堂には大きなお椀、中くらいのお椀、小さなお椀に入ったスープが。女の子は小さなお椀のスープをぜんぶ飲んでしまいます。隣の寝室には大きなベッド、中くらいのベッド、小さなベッドが。女の子は小さなベッドで眠ってしまいます。そこへ、散歩に出かけていた3匹のくまが帰ってきます。この家は大きなお父さんぐま、中くらいのお母さんぐま、小さな子どものくまの家でした……。

<たなばた>
昔、天の川の東側に7人の天女がいて、西側は人間の世界でした。1人の牛飼いが年取った牛に教えられたとおりに、天の川で水浴びをしていた天女の末娘、織り姫の着物をかくして、織り姫を妻にしました。2人には子どももうまれ、しあわせに暮らしていましたが、ある日、織り姫は天に連れ戻されます。牛飼いは子どもたちと織り姫を追いかけますが、天の川を渡ることができません。中国の七夕説話を幻想的な絵で描いた絵本。

<ガラスめだまときんのつののやぎ>
おばあさんが大切に育てた麦をヤギが食べ散らかしてしまいます。クマもオオカミもキツネもウサギもおばあさんを助けたくて、ヤギに立ち向かいます。しかし、ヤギのガラスめだまと金のつのにびっくりして、みんな逃げだしてしまいました。そんな中、豆つぶほどのハチが現れ……なんとするどい針でひとつき! 見事に退治してしまいました。切り絵のような独特なイラストがおばあさんの心情を上手に描きます。

<うさぎのみみはなぜながい>
むかしむかしのこと、「わたくしを もっと 大きな体にしてください」とウサギは神様に願いました。神様は、「よし。おまえが とらと、わにと、さるとを、じぶんの てで ころしたら、 ねがいををかなえてやろう」といいました。それを聞いてがっかりしたうさぎはどうしたでしょうか……? メキシコで絵を描きつづけた北川民次による、素朴で骨太な味わいの昔話絵本です。

※絵本の見開きページは、HP【検索】欄より書名をご入力いただきますとご覧いただけます。


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