こそだてナビゲーション

絵本の選び方・読み聞かせの仕方など情報満載

世界の昔話 Dセット

商品名

世界の昔話 Dセット

対象年齢

4・5歳~

価格

6,490円

「昔話は人間の内面を語り、無意識の世界を語っています。子どもたちは昔話を聞いていると、心の中に語りかけられ無意識の中で、生きる希望や勇気、そして生きる力を身につける」と、深層心理学者ブルーノ・ベッテルハイム氏は語っています。
昔話は口承文学ですから、それを絵本にすると挿絵が子どものイメージを固定してしまいます。それだけに絵の質の高さが求められます。現在出版されている「ももたろう」を集めると、数十種類はすぐ集まるほどたくさん出版されていますが、文学的にも美術的にも、質の高い絵本を選んであげたいものです。厳選された良い昔話絵本をセットにいたしました。

<王さまと九にんのきょうだい>岩波書店

子供を欲しがっていたおじいさんとおばあさんは、池から出てきた老人から9人の子供を授かります。そして、「ちからもち」、「くいしんぼう」、「はらいっぱい」、「ぶってくれ」、「ながすね」、「さむがりや」、「あつがりや」、「切ってくれ」、「みずくぐり」と、老人は9人に名づけます。成長した兄弟は、無理難題を言う王様を、名前の通りのそれぞれの特技を活かしてやっつけてしまうお話し。読んでいると愉快なストーリーにグイグイ引き込まれ、最後には胸がスカッとします。

<さんねん峠>(岩崎書店)

転ぶと三年しか生きられないと言い伝えられていた「さんねん峠」で、思いがけず転んだおじいさんを、トルトリという少年が知恵を働かせて救い、長生きさせるというお話し。「一度転ぶと、三年生きるなら、二度転べば六年、三度転べば九年生きるはず・・・」と説いた少年の知恵で、さんねん峠は「一ぺんころべば 三ねんで 十ぺんころべば 三十ねん 百ぺんころべば 三百ねん こけて、ころんで、ひざついて しりもちついて でんぐりがえり ながいきするとは こりゃ めでたい」と唄われるようになりました。リズミカルな文章と、たんねんに描かれた朝鮮の農村の人たちの暮らしや風景が魅力的な朝鮮の昔から伝わる民話。

<マーシャとくま>(福音館書店)
森で道に迷ってしまったマーシャは、森の奥深くに住む大きなくまにとらわれてしまいます。くまのところから逃げだす方法を、マーシャは考えに考えて、いいことを思いつきます。マーシャはおまんじゅうを焼き、つづらを出してきます。さて、これらをいったいどうするのでしょう。女の子が智恵を働かせて無事に家にもどってくるまでを、力強いデッサンと重厚な色彩で描いた美しい絵本です。

<ほしになったりゅうのきば>(福音館書店)

ある村で、じいさまとばあさまのもとへ、大きな石に入った元気な男の赤ちゃんがやってきました。サンと名付けられた子は、やがて立派な若者になりました。あるとき、2匹のりゅうのけんかで天が裂けてしまいます。その天の裂け目は、サンの村のちょうど上。若者サンは村のために、天の裂け目をつくろう方法をライロン山へ探しに出かけます。夜空の星の天の川にまつわる壮大な中国民話の世界です。

<ゆきむすめ>(福音館書店)

子どものいないおじいさんとおばあさんが、ある冬、雪で女の子を作ると突然動きだしました。おじいさんとおばあさんは大喜びして娘としてかわいがります。でも、春がきても、娘は家の中に閉じこもって外では遊びたがりません。やがて夏になり、娘はおじいさんやおばあさんにすすめられて、女の子たちと森に遊びに出かけますが……。澄んだ美しい絵で描かれたロシアの昔話絵本。

※絵本の見開きページは、HP【検索】欄より書名をご入力いただきますとご覧いただけます。


ページの先頭へ戻る

キーワード検索