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つる子さんからの奨学金


商品名

つる子さんからの奨学金

出版社

偕成社

著者

まはら 三桃

出版年

2023

対象年齢

中学生~

価格

1,430円

ページ数 206頁
サイズ 19cm×13cm

全国学校図書館協議会選定図書

初めて、もっと勉強したいって思った。女子ゆえに進学に苦労した曾祖母つる子は、ひ孫のわかばと樹に奨学金をだすという。ただし、そのためにはひとつ条件があって……。
高校受験とバレー部の両立、応援し心配する親からのプレッシャーに悩みながらも、わかばは挑戦するおもしろさを感じていく。

(本文より)
つる子はこほんと一つ咳払いをして言った。
「奨学金をだすことにしたよ。」
奨学金?
わかばはきいたばかりの単語を心の中でくりかえした。(略)
座敷の空気は一気になごんだ。というか、軽々しいばかりにはずんだ。
だが、次の一言でまたピンと張りつめた。
「ただし、それにはひとつ条件があるよ。」
つる子がぴしゃりと告げたからだ。

<作者紹介>
まはら三桃(まはらみと)
福岡県に生まれる。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に『青がやってきた』『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)、『たまごを持つように』『伝説のエンドーくん』『思いはいのり、言葉はつばさ』『日向丘中学校カウンセラー室』『零から0へ』『かがやき子ども病院テレジャーハンター』『クイズ研究会チームスリー』など。


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